ある日のことです。
奥さんから スチームアイロン の調子が悪いのでみてほしい・と突然の依頼がありました。昔から使っているアイロンですが、以前にも私が修理したことがあるので今回も
ちょっとやってみて・ということでした。
私が修理した?
いつ?
国会議員ではありませんが全く記憶にございません。
情けないことですね。
さらに悲劇は続きます。
分解しようと試みるのですが、あれだけ分解好きだった私の意欲がなぜか湧いてこないのです。
見えるネジは外せて当たり前なのにそこで躊躇ってしまう自分がいるわけでして、隠れているネジを探したり、押したり引っ張ったり部品同士を外す手段を見つけることができずに固まってしまった自分に驚いています。
壊れてもいいから・とやる気満々で修理していた頃の自分と、壊れたら困る・とこれ以上やりたくない、やれない自分との変化にも呆然とした初老のオヤジです。
認知症の初期症状なのか、ただの怠け癖なのかわかりませんが、頭の中が真っ白になる状態が不思議でした。
染めていなければ髪の毛も真っ白ですけどね。
奥さんが 新しいのを買うからもういいよ・ と言ってくれても何となくスッキリしません。
もっとどうにかできたんじゃないのか、直せたんじゃないかな・
数か月前まで iPhone を分解、部品やバッテリーを交換していたのになぁ~
何となく頭の中に雲か霧がかかっているように感じることが多くなりました。
もう快晴になることはないのかもしれませんが・
せめてものお詫びに新しいアイロンは私が買わせてもらうことにします。
ほとんど私のために使うアイロンですからね。
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